Leica M(Typ240)不具合

“また”ハズレを引いてしまったのか。
D600から始まりTyp240まで来た。
我ながら引きが強すぎる。

日曜日に撮った写真の現像作業中、軽めのピントチェックをしていたらなにやら写真の一部にノイズの様なものが見える。
そのノイズの様なものを真ん中に置いて上下にスクロールしてみた所、上から下まで綺麗に一直線に不穏な何かが。
ドット欠け?ドット落ち?なんだろこれ。

この写真のピントがあっている椅子の背もたれ辺り。
Store interior

サムネイルやモバイルぐらいの表示では全くわからないけれども、等倍に近くなるにつれ顕著に現れる。

その一部分を拡大するとこんな感じ。

更に拡大してわかりやすい箇所。

気になって土曜日の分も確認してみたが、前半は問題なし。
その後レンズ交換前に突如発症し、レンズ交換後も引き続き現象が出ている。

使っていたレンズは2種類あったが念のためレンズを疑ってみた。
だが他のレンズを使っても結果は同じでどれも縦線が入る。
本体、しかもセンサーか…。

ざっと検索した感じだと日本ではまだ無いようだったが、海外では似たような事例があったらしい。

年末年始の連休前にこれは痛い。
とりあえず使用を中止し、早々にライカ銀座に持って行こう。
不幸中の幸いと言っていいのか保証期間内なので無償で元気になって帰ってくる事を祈る。

代替機を貸し出してくれるのかは現時点では不明だが、サブカメラのX-T1とフィルムのM4-Pが年末年始のメインカメラになりそうだ。

マウントアダプタ経由でX-T1にMレンズを付けて遊んでみたら思いのほか使い易くて安心したものの、やはりライカ購入後初の年末年始はライカで過ごしたい。

追記:2015/12/22
早速ライカ銀座に行ってきた。

当時の状況と現象と実際の写真を確認してもらいつつ、わかりやすく現象が出てる写真のDNGとJPEGをSDカードに入れて預けた。
M9のCCD剥離はよくあるけどTyp240のこれは初めての現象だそう。

年末年始を挟むことから預かり修理になった場合は3週間は確実と言われた。
2,3ヶ月かかるような修理にはならないだろうから代替機の貸し出しもできないらしい。
まぁそうだよね。

預けるのはもう確実だろうと覚悟してはいたものの状況は知りたかったので、時間をおいて確認させてもらう事になった。

朧月で極み中華そばを食べつつ想定パターンをいくつか考える。
1位:CMOSセンサー不良で交換対応
2位:Typ240初登場不具合で長期入院
3位:奇跡的なセンサー汚れで清掃対応

できれば3位がいいけど汚れだったらあんな綺麗な直線でないよなぁとか思いつつライカ銀座に戻る。

うん、なんともないって。
「頂いたデータでははっきり出ていましたが、どんな設定でも再現できませんでした。」という事だった。
試しに自分でも試写してみたけど、ISOやら絞りやらSSやら変えても一向に再現しなかった。
センサー交換対応も提案してもらったけど、年末年始の連休に使えないのはちょっとアレだから今回は持ち帰って再現しない事を祈りつつ使う事にした。

最終的に「特に問題はありませんでしたが、センサーが少し汚れていたので簡易清掃だけしておきました」と言われ帰って来た。
Leica M Typ240

帰り道にちょいちょい撮りながら歩く。
illumination

セーブポイントみたいな色使いのライトアップ。
Save point

安心して猫やら色々撮ってたら再現した。
頻度も量も圧倒的に減ってるからLightroomでどうにでもできるけど、やっぱり年明けに入院させようかな。

追記:2015/12/22
本体の温度が下がる、と言うか冷えると出るっぽい。
金属部分がヒヤッとなるぐらいに冷えた状態で撮ったら再現した。
しばらく手の中で温めたら数が減っていき、最終的に出なくなった。

現象が出た日の写真を時系列で見ていくと、確かに冷えてるタイミングの物にだけ出てる。
なるほどねー。

追記:2015/12/23
確証がないのが嫌だったので、起き抜けに冷えまくってたMで撮ってみた。

ありがとう、驚くぐらいはっきり出てる。
スッキリした気持ちで銀座に行ける。

ちくしょう!!

コメントを残す