Xenon 1:0,95/50 with SL2
変なレンズがきたぞ!衝撃に備えろ!!
昨日不意に訪れたクセノン 50mm f0.95。シリアルナンバーから1986年製造、うちのなかではかなり現代的なレンズ。
マウント部の作りがとても自然なので純正Mマウントなのではないかと錯覚するほどだが、元はCマウントのシネレンズでMマウントの距離系連動に改造されている。
そしてあのクセノンとは違って検索すれば情報を拾えるのがありがたい。
どこかに行く予定も立てていなかったので、とりあえず新宿を目指す。
困ったときの新宿御苑はいったん置いておいて今日はまず都庁方面へぶらぶら。
なるほど。開放だとピントが合っていると思っていたのに少し動くだけでちゃんとズレるんだね。
中心から悪魔が出てきそう。
この上2枚はなんとなく面白いかなと思って撮ってみたけど、思っていたよりもどう言ったらいいのかわからない感じになった。
ラスボスを倒しに行くワイフを見送る感じ。
ちなみにこのレンズ、開放だとワイフストーキングはほぼ不可能。
ワイフの変則的な歩調を完全にトレースできないとピントを合わせられない。
そして置きピンストーキングという新しい手法が誕生した。
昼食後に満を持して新宿御苑へ。
芝生は中国の海水浴場さながらの人の海になっていて、とても写真を撮るような気にはなれなかった。
一番奥のフランス式整形庭園のバラに全てを託すことにした。
お?いいんじゃないか。
それっぽい背景を選べばものすごくザワザワする感じを出せる。いいぞ、クセだ。
そして忌避しようとしていたケラレと減光を上手(?)に活かせば絵画調の雰囲気に出来る。楽しいw
ケラレ部分をごそっと落とすとまた違った雰囲気になる。
いいわ、ワイフに断られると思うけどこれらのどれかを大きめにプリントして部屋に飾りたい。
最後はヘリコイドアダプタで最短よりもぐぐっと寄った無理やり最短。
ごはんの写真を撮った時にこのレンズにヘリコイドはいらないと思って、ヘリコイドなしのクセノン専用マウントアダプタを買ってしまったのに被写体によっては意外と良かった…。
とは言えとヘリコイドアダプタの繰り出し難さが村を焼くレベルなので、しばらくはレンズそもそものポテンシャル範囲内で遊ぼうと思う。
アポズミやNOKTON4012のちゃんとした写りに慣れ始めて来ていた今日この頃、久しぶりの大クセレンズは楽しくて仕方がない。
クセノンと同時に家に来た、ものすごく写るのに人気があまりないSummicron-R 50mmもどう使うか楽しみだ。