カメラひとつで旅に出る
今日はPYに感化されて憧れていた事を実行する日だ。
M MonochromにXenon f2を付け、財布とiPhoneだけを持って少し遠出をする。
当初はPYまるパクリで佐原に行こうかと考えていたのだけど、時間と交通の便的な都合から銚子に変更した。
錦糸町発の特急に乗りノンストップで銚子へ。
そして本番の銚子電鉄、それっぽさがすごい。
若い女性の車掌さんから一日乗車券的なものを購入。
とりあえずは終点の外川まで行ってしまおう。
途中駅の本銚子駅はリバイバルDIYおじさんのおかげできれいな駅舎になっていた。
元の状態を見てみたかった気もするが、まぁ仕方ない。
気分屋なので外川までの予定を変更し、犬吠で降りる。
せっかくの銚子だ、海を見よう、灯台に行こう。
この岩に波が当たって砕ける感じのやつもやってみたかった。
1画素1画素がストレートに出力画像の云々的なやつ。
廃墟になったホテルを眺めていたら不審者に見えたのか地元ガイドのおじさんに話しかけられた。
ヤンチャなお年頃だったら柵を越えて…とかもあったかもしれないけどもう流石に分別つくからね。
話しているうちに誤解(?)が解けたのかいろいろと教えてくれた。
おじさんと話しながら犬吠埼灯台方面へ歩く。
この辺は天然記念物らしい。
銚子の岸壁付近というか先っぽの方の露出している岩は1億2000万年前のものだそう。
おじさんと別れて念願の犬吠埼灯台へ。
九十九段はおっさんに片足突っ込んでるマンにはなかなかのキツさがあったけれど、眺めは最高だった。
さえぎるものがなにもない見渡す限りの海。
広角レンズを持ってくれば良かったと少し悔しく思った。
あと、この辺で光量が十分にある時の順光時はフードを外さないとゴリっとケラレることを思い出した。
と言うかこの先もちょいちょい忘れる。
満足して犬吠埼を後にしたが、おじさんに聞いた東映の岩を見るのを忘れていた事をあのから思い出した。
昼食は元々予定していた場所を2次会にスライドし、別のお店でお刺身定食をいただいた。
しっかり食べて満腹になったところで行動再開。
地球が丸く見える的なところを目指そうかと思ったが、犬吠埼灯台からも丸かったし、次回ワイフと来たときの楽しみとして温存することにした。
とりあえず2次会会場を目指して歩き、外川駅を確認。
小湊鉄道的なレトロ感がいい感じの駅だった。
ワイフがいないので被写体は無機物がメインになり、自然と滞在時間も短くなる。
外川漁港。
じわじわ近付いて撮ろうと思っていたのに塩梅を間違えてしまった。
おじさんに聞いたサルエビのかき揚げと生ビールで2次会スタート。
猫自体は結構たくさんいたのだけど、にゃんにゃん言いながら近付いて来てくれたのはこいつだけだった。
駅に戻ろうと歩き始めたところで天使のはしごを発見。
これだけはゴリゴリの現像。
外川駅まで戻ってきたものの寄り道が多すぎて10分ほど前に電車は行ってしまっていた。
次の電車までは小1時間あるし、待つのも癪なので犬吠駅を超えて君ヶ浜駅を目指す、もちろん徒歩で。
元々時刻表を見て動くような生活をしていなかったせいで乗り放題切符のメリットを一切享受できずにいる。
君ヶ浜駅までの道のりで特筆すべきことはなかったが、君ヶ浜駅がアレだった。
ローカル線なので無人駅なのは十分理解できるが、駅舎もなく数段の階段と謎の柱を抜けるとホームしかない簡素ぶり。
何もないのレベルがエグい。
帰りの特急まではまだ余裕があるので、電車に乗り銚子の手前、仲ノ町まで戻る。
車庫的な展示電車や関連するものの残骸があった。
電車本体よりこっちの方が惹かれる。
早めに銚子駅に戻ってきてしまったのだけど、30分後に出発する予定の特急がすでにホームにいたのでビールと乾き物を購入し、乗車。
来る前までは午前中で飽きちゃうかな?とか暇を持て余しちゃうかもな〜とか思っていたが、意外なことに1日では足りなかった。
現地で酒を飲まないのであれば、銚子駅からレンタカーで回るのもいいかもしれない。