Pinhole Pro
決済は2018年だが、実際手に入れたのは2019年。
2018年にお金は減っているが、レンズは増えていない。
2019年にレンズは増えているが、お金は減っていない。
つまりレンズを買ったという事実は年次の狭間に消えた。
平成の終わりでも同じ事が言えるので、詭弁が欲しい人にはうってつけの機会だ。
と言うわけで当初の予定より3ヶ月遅れてPinhole Proが届いた。
久々のX-H1用レンズ。そしてうちの中では希有な現行レンズだ。
段ボールから少し気取ったシャレオツ感が漂っている。
箱を開けるとApple辺りを意識しつつも、思う様イキリ散らした感じのする箱が2つ。2つ…?
なるほど、買うやつ間違えてた。
新商品的な11mmのPinhole Pro S11だけで良かったのに、前回から販売していた26mmのPinhole Pro for Mirrorlessも買ってしまっていた。
箱の中にはスピーカーみたいな見た目のレンズがビニールでしっかりと包装されていた。
裸のレンズがプチプチに包まれた様な状態で届くものだと勝手に思い込んでいたから、いい意味での落差に少し驚いた。
Leicaの純正フィルターぐらいの価格でレンズ2本とマルチコートのUVフィルターが2枚。
おもちゃだとしても安すぎるぐらいなのに質感が存外良い。
金属製の鏡胴はサラサラとした手触りで、その辺に転がってる下手なオールドレンズよりも高そうに見える。
X-H1にマウントしてみてもう違和感がない。
むしろ見た目だけなら純正レンズより格好良くないか?
俺の勘違いのおかげで11mm、26mmと2本の変なレンズを手にしてしまった。
どう使うかとかの細かい事は一旦置いておくとして、思っていた金額の半分になったのはありがたい。
夜の室内は暗すぎてカラーだとノイズがアレ過ぎたので、フィルムシミュレーションをアクロスに設定した。
クセと言うにはちょっとパンチが弱い気がするけれど、これはなかなかいい感じの味がするかもしれない。
屋外で使って初めてわかるようなレンズだと思うので、明日早速外に持ち出そうと思う。
X-H1が外に出るのも久しぶりだ。