そうだ、京都行こう
観光旅行者の朝は早い。
1日目の奈良に続いて2日目は京都。
前回の京都は東京からの始発だったが、今回は奈良からの始発だから2時間は早く京都入りできる予定だ。
昨日よりもはやく起き、コーヒーを飲んで早速動き出す。
ホテルを出た時点で4時半。
まだ月が高い位置にあってものすごく寒く、早朝というよりはまだ夜という感じだ。
寒い、人がいない、そして暗すぎて何も撮れない。
失敗した。そこまで考えてなかった。
とりあえず千本鳥居まで来てみたものの、開放でF6.3のMモノクロームとヘクトール2.8cmでは本当に何も映らなかった。
ISOを限界まで上げてもほぼノイズしかないような状態だったので、M10-Pで頑張ることにした。
いつまでも千本鳥居に執着していても仕方がないので上を目指して歩き出す。
ここでは結構な頻度でねこに出会う。
1時間ちょいで7匹ぐらい見た。
伏見稲荷の鳥居はだいたい誰が撮っても同じような感じで個性を出すのが難しいと思っていたのだけど、ねこの力を借りることで少しいい感じにできた気がする。
上まで登ろうとも考えたが、昨日の疲れ(筋肉痛)もあるしこれ以降のことも考えて四つ辻までで終わりにして引き返す。
時間が早すぎたのでろうそくはこの1本以外見かけなかった。
下まで降りてくると朝日がちょうどいい雰囲気に登ってきていた。
そして外国人旅行者が徐々に溢れ始めている。まだ7時前だぞ。
次はまだ訪れた事のない平等院を目指して再び電車でGo。
迷ったりしたら困ると早めに行動していたらまだ拝観時間前だったので、隣にある意識の高いスタバで軽食をとりつつ待つことにした。
拝観時間の数分前には受付前で待機し、いざ鳳凰堂へ。
昨日じゃなくてよかった。天気もよくほとんど風もない状態だったので池に反射する様子もなかなか。
ワイフに言われて10円玉と一緒に撮るインスタ映え的なこともしてみた。
昭和29年のギザギザ10円玉が汚いのもあるかもしれないが、正直これはどうかと思う。
鳳凰堂の内部拝観は足場が組まれているという話を聞いたので、次回ワイフときた時のために温存しておくことにした。
少し時間が経つにつれどんどん人が増えてくる。
やはり京都は早朝が勝負だな。
平等院から宇治駅に向かう道中に結構な頻度でこんな看板が下がっていた。キャトルミューティレーションは宇治が本場?!
京都駅へ着いたらまずは荷物をロッカーに預けて、バス停へ。
今日は旅のしおりがないので思いつきで行動するしかない。
よし、鹿苑寺行こう。
学生の時に1度来たきりだったと思っていたのだけど、写真を見返したら7年前にも来ていた。
まぁ当時使っていたカメラは今持っていないのでセーフだろう。
平日にも関わらずものすごい人出でベストアングル的な場所は争奪戦の様相を呈していたが、苔ゾーンには全然人がいなかった。
苔良いのにな。
みんな大好き石庭。
ここはぼーっと眺めるにはいいのだけど、写真に残そうとするとなかなか難しい。
中に入るのは多分初めてで、前回はこの門に着いた時点で拝観時間が終わっていた辛い思い出。
この辺で空腹が限界を迎え始めてたので京都駅方面へ戻る。
なんとなくあたりをつけていた店はあったのだけど、我慢できずにたまたま通りかかったラーメン屋にした。
前回は西本願寺だったかな?西本願寺も横を通り過ぎただけだったかも。
ラーメン屋でもあまりゆっくりできなかったので、東本願寺でも少し休ませてもらう。今日は少し暑かったのだけど、ここはめちゃくちゃ涼しい。
昼にラーメン屋で見たニュースでも「京都のどこかで桜が満開だ」みたいなことをやっていたのだけど、立派な咲きっぷり。
清水寺にも行こうと思ったが、工事中で舞台に足場が組まれていると聞いたので断念して京都駅へ戻る。
京都駅に戻り、何年か前にTwitterで穴場スポットだと言われていた空中経路に行ってみる。
人は確かに少なかったのだけど、完全に無人のタイミングを狙おうと思うと結構時間がかかった。
人がいなくなるまで待っている間に思い付いた遊びが終わるまでには結局1時間以上かかってしまった。
1パターンでは満足できず、3パターン撮ったので余計に時間がかかった。
外国人旅行者に見られるのは全然構わないのだけど、日本人のカップルにおじさんが努力して自撮りしている様子を見られるのはちょっと耐え難かった。
最後に京都駅近くの立ち飲み屋で木箱カメラを担いで山に登るイカレたメンバー(1名)と高速飲み会をした。
結局新幹線ホームまで付き合わせてしまったが、反省はしていない。
京都はワイフの旅のしおりがなかったのでちょっと右往左往した感はあったが、初めての場所を含めなかなか満足できるコースだったように思う。
次回ワイフと行くときの楽しみにとっておこう。