M10 Monochromとオールドレンズ
初代Mモノクロームが出た時にアポズミクロンはMモノクロームでしかその性能を使い切れない様な話があったとかなかったとか。
その初代比で倍以上の高画素化がなされたM10モノクロームと、アポズミクロンとは対極にあるオールドレンズを組み合わせて使用した際の描写がどうなるのかがちょっとだけ気になった。
どのみちうちには一般的にオールドレンズと呼ばれる物しかなく、使っているうちに自然に確認できてしまう事ではあるのだけど、少しぐらいは意識して見てみようかなと。
という訳で単純にオールドレンズで括ってしまうと手持ちすべてが該当してしまうため、今回は「良く写らないオールドレンズ」を対象として相性確認をしてみようと思う。
俺の中でその筆頭として上がるのはXenon 5cm f2だ。
レンズコンディションも最高と言えるものではないので今回の確認作業にはうってつけ。
ただ、これに関しては比較対象となる個体が市場で見当たらず確認作業に意味があるかは不明なので、磨かれていないSummar 5cmあたりに置き換えて見てもらった方が良いかもしれない。
ちなみにSummarはあるのだけど、今回はなんとなく使わない。
まずは身近な所で家のねこを高感度で。
機嫌は悪そうだけど写真は悪くないんじゃないかな、というか良いんじゃないの?
初代Mモノクロームの時よりもトーンが滑らかで、なおかつピント面はピシッと写っているような気がする。
むしろクセノンの味薄くなってない?
まぁ良く写らないレンズとノイズを混ぜてしまっては意味がないので、日中に杭や草花でも試してみた。
曇り空のおかげでSSを稼げない環境下ではあったがISOは160固定。
ピントを外している様な感じはあるけれど、このXenonでもそこまで甘くはならない印象。
そしてやはり初代Mモノクロームよりもコントラストが高めになっているせいなのか、黒が締まってるような気がする。
気がするばっかりでアレなのだけど、気がする以上の確認をしようと思うとカメラ2台でレンズを付け替えながら、構図を維持するために三脚を立てて〜光の条件も同じに〜とか色々面倒なのでやらない…。
精緻な比較はきっとマメなブロガーがやってくれるはずなので、そんな記事を見つけた際にはありがたく読ませてもらおうと思う。
結局アポズミクロンを持っていないので何をしたかったのかが不明な感じになってしまっているが、結論としては「M10モノクロームはいいぞ」かな。
初代Mモノクロームの高感度耐性は発売当初は良かったかも知れないが、さすがに今だと見劣りしてしまう。
これが良い!唯一無二の味だ!!と盲信していた節があったのは事実ではある。
ただ、M10モノクロームを購入した頭で冷静に振り返ってみると、ここに至ったきっかけは夜間撮影や、晴天時の開放撮影などで不自由を強いられている潜在的なストレスが主だった様な気がしてきた。
Typ246に関しては使用したことがないのでなんとも言えないが…。
とにかく感度の幅に比例して撮影の幅も広がるのは間違いない。はず。
今週末のワイフストーキングでM10モノクロームが本格デビューとなるので、それまでは全体的に本番に向けた素振り。
晴れてさえくれれば…。