行くぜ、東北。
昨日の帰りの新幹線で直木賞狙えるレベルの書き出しを思い付いていたのだけど、寝て起きたら忘れてしまった。
少し時間があったので東京駅の外側からアプローチ。
3種類の新幹線ミックス。
車の場合は飲んだら乗るなだけど、新幹線は乗るなら飲めだよな。
なんやかんやで仙台到着。
降り立った瞬間にピンときた。聖地だ。
仙台駅前のこの場所は新総裁がお惣菜でキンピラのアレだ…!
明日の天気が悪そうなので仙台をスルーして松島を目指す。
平日の午前中だからか電車まるごと貸切にしたぐらい人がいない。
松島に到着する頃には電車も満席になっていて、9割がドバッと降りる観光地っぽい感じになっていた。
適当に散歩してからビールでも飲んでのんびりしようかと思っていたのだけど、観光船客引きおじさんの口車に乗って乗船してしまった。
すれ違う船には修学旅行生。
制限付きだとしても実施できたのはよかった。
とにかく島がたくさんあったぐらいの荒い感想しか持てない。
どの場所から見たら日本三景たるアレなのかを教えてほしい。鳥瞰なら良さそう。
赤い橋が目立つ島にも行ってみたけど江ノ島の一部みたいな感じだった。
一瞬入ってしまおうかと思ったけれど、渋谷にもあった気がするよな…と踏みとどまった。
帰りの電車まで少し時間があったので、辺りをぶらぶらしつつ時間潰し。
ワイフがいたら景色も違っただろうなとは思うので、次に来る機会があったらワイフも連れてきたい。
電車に揺られて再び仙台。
チェックインを済ませてTwitterで教えてもらった牛タンの店を目指す。
ホテルからすぐそばにあったので、ものの数分で到着。
まずは牛タン。分厚くて歯応えがあって美味い。
大盛り的な方にしなかったので、追加肉。
牛タンの刺身は初めて食べる。にんにく醤油が最高だった。
夜の仕込み時間帯だったのか牛タンがどっさり。壮観だ。
食べ終わってもまだ17時ちょいだったので散歩がてら伊達政宗公騎馬像に行ってみる事にした。
都市部から少し離れると加速度的に明かりが少なくなって暗くなっていく。
落石で歩道が使えなくなっているせいで青葉山公園を通る回り道をさせられたのだけど、iPhoneのライトがなかったら1歩先も見えないぐらい完璧な暗闇だった。
ライトアップされているというのは事前にネットの記事で見ていたので知っていたのだけど、まさかピンク(紫?)みたいな奇抜な色だとは思わなかった。
帰宅後にも耐えきれずモノクロ現像…。
仙台市の夜景。高さと距離が程々でいい感じの夜景だった。
ただ、おじさん1人で来るものじゃないね。
翌日。
予報通りのしっかりとした雨。
チェックアウトギリギリまでホテルでだらだらしていた。雨の中の露天風呂はなかなか楽しかった。
やることも思いつかないのでバス一本で行ける仙台大観音に行ってみることにした。
500円払って入場。
縦にクソほど広い大観音の中には受付のおばちゃんと俺しかいないっぽい。足音が異常に響く。
中途半端に高いところから見る仙台は感想も出てこないぐらいアレ。
外から見た感じはギリギリ廃墟みたいな感じだったが中はミッドガルだった。
イオンの駐車場から見る巨大観音はなかなかシュール。
歩いて戻ろうかとも思ったのだけど、ちょうどバスが来たので乗車。
ちょうどいい時間になったので牛テールラーメンを目指す。
お目当てのラーメン。あっさりしていて美味かった。
食後はクラフトビール。
暇つぶしがてらじっくり選んで2本購入。
現地飲みは我慢してちょうどいい距離にある瑞鳳殿を目指す。
なにこれ、対ゴジラ家庭用メーサー砲?
また暗い道…。
しっとりしたお地蔵さんの雰囲気はいいね。
紫陽花もいい。
地震で倒壊した石灯籠。こう言ってはアレだけどこれはこれで味を感じる。
しっとりした草や苔の質感も良い。雨も悪いばかりではないな。
瑞鳳殿。
人がほとんどいないのは平日で雨って最低のタイミングだからかな。
ぼちぼち帰りの新幹線が迫ってきているので再び仙台駅へと戻る。
ここにきて仙台初の太陽を見る事ができた。時間にして数分。
仙台駅は人がすごい。現在比較なら渋谷より多いような気がする。
弁当、土産を購入して新幹線ホームへ。
グッバイ仙台。
紐引っ張って加熱する孤独のグルメで話題になった系の弁当。
加熱後はいい匂いがふわっと広がって通路を挟んだ隣の夫婦も弁当を開け始めていた。
経済効果の高い弁当だ。しかもうまいから言うことなし。
家に到着した後は現像はおろかビールを飲む気力もなかったので風呂に入ってシュッと床についた。
初めて自分の意思で行った仙台はあいにくの天気ながらなかなか楽しめたと思う。
でもやはり次回はワイフ同伴で来たいな。
そろそろ気持ちを切り替えないとな〜と思いながらビール飲みつつジョンを書いている。
緊張してきた…。