Leica SL2長期使用レポート

そう、嘘なんだ。
真夏の海が恋の季節になるぐらい真っ赤な嘘。
仮に発売日に購入していたとしても1年すら経過していない。
そして俺は購入から2週間強しか経っていないので猫目線で見ても長期は嘘だ。

短期と言い換えるにしてもレビューをするには使用期間が短すぎ色々アレだと思う。

ただ、残念なことに俺はSL2を長期間使用した古参ユーザの感じでレポートを書くテンションになってしまった。
なので、その前提で読むか読まないかはあなた次第だが、内容に関しては古参のそれには到底及ばないはずって事だけは保証できる。提灯は持ってないけどね。
hangover

目がクソでも何かがよく見える

まずもう25年ぐらい前から言われていると思うけど、EVFが本当に素晴らしいので「よく見えるねオブ・ザ・イヤー」の2019年と2020年をあげてもいいと思う。
比較対象はCLとX-T1、X-H1ぐらいしか知らないし、何回かTRFって打ち間違えたけど。
coco
中望遠レンズでも画面いっぱいに写るところが表示されるから、もうこんな顔でファインダーを覗かなくても良いんだ。
写る範囲の外側が見えるM型の感覚も写るものの整理って意味では楽しいし有用だったと思うけど、3週間も経つと鳥頭は忘れちゃうよ。

M型以上に輪っか遊びに精と金が出る

マウントアダプタでいろんなレンズが使えるのがすごい。距離計のコロがどうとかそんなの関係ねえ。
ピントが中抜けすると話題のSummicron 50mm 2ndでもたぶん関係無いんだ。
maco
M型でVoigtlanderのNOKTON 40/12みたいなレンズを使う際に、70cmまでは距離計連動するのでそこまでならレンジファインダー、そしてそれより寄ろうと思うとEVFかLV、もしくは心の目でピントを見る必要があり、近接開放厨としてはなかなかそこの切り替えと言うかアレがアレだなと思うことがしばしばあった。
Ultron 35/17なんかも同様。
でもSL2だと関係ない。腕が追える限り回して寄れる。

距離計連動が足かせになって諦めていた憧れのあのレンズとかその辺で拾った様なアレだって使うことが出来る。
しかもヘリコイド付きのアダプタを使えばハッとしてGood寄れる。

ボタンを押すとピントが合う喜び

文明を感じる一方でたまにM型の時みたいにレバーの位置でスコッと合わせた方が早いなって思う時はある。
でもたぶんそっちの方がおかしいのだと思う。伝統工芸のアレを見て盗めって言うタイプのやつ。
sakecat
自動で合うとはいえ上にあるような写真を撮ろうとするとAFが俺の意思とは違う方に行ったりする事もあるが、こんな写真を撮るチャンス(?)は人生の中でもそうそうないはずで、別にいいかなと思う反面AFのせいでこのチャンスを逃したらとも思う。葛藤するぐらいならiPhoneで撮れ。

デカくて重い

Natto
アポズミ35をつけるととにかく重い。重さだけなら鳥を撮りに行けそうな雰囲気すら感じる。
M型のボディは見た目よりずっしりと重いものの、ギュッと圧縮された様なバランス感に加え、レンズが値段の割に吹けば飛ぶような軽さのものばかりだったのですっかり軟弱者になってしまっていた。
その感覚を引きずったままSL2にアポズミを付け、ハンドストラップで1日ぶらぶらしていたら帰宅後に手首が折れていた。正確に言うともちろん折れてはいないのだけど、もしかしたら折れている可能性も万に一つぐらいはあるのでは?世が世なら骨折では?って感じぐらいにはなっていた。それぐらい重い。

そして威圧感はそれなりにある。浅草でカメラ構えたままじーっとしていたら通り過ぎるタイミングで結構見られている感じがした。
まぁカメラを構えたまま動かないおじさんがいたら機材に関わらず見るよね。何も持ってない人でも見てるわ。ごめん。

流しそうめんのようなバッテリー

ramen
Appleの売り文句みたいになってしまったけど、気付いたらなくなっている。すごく自然にそして素早く減る。ヘルシア。
ちょいちょいLeica FOTOSを使うとしたらもう秒速5センチメートル。
種子島からズドンよ。

テーブルフォトが捗りまくる

TKG
これは今の時点ではアポズミ35やNOKTON4012を付けた時に特に感じるのだけど、M型の時には考えもしなかったぐらいの距離まで寄れる。
嘘になるぐらい大袈裟に言うとフードで生卵の黄身が割れちゃうんじゃないかってぐらい寄れる。もちろん嘘なんだけどそれぐらいの勢いを感じる嘘。
そもそも上の写真は沈胴ズミクロンで撮ってるしね。3つ?冗談だろ?動き全てが罠だぜ。

ってここまで書き進めているうちになんとなく既視感を覚えたのでちょっと見返してみたら同じようなことを2週間前にやっていた。

ここは俺のチラシでしかも裏だ。気にしたら負け。

じゃあ日課のフィットボクシングやってくるね。

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